上司が理不尽だと感じたことはありませんか?
言っていることが毎日変わる上司、人によって態度を変える上司、自分のミスは絶対に認めない上司、なにかあると人のせいにする上司…。
理不尽だと思う点はいろいろとあります。
私も過去に上司に対してモヤモヤしていた時期がありました。
ですが、ただ嫌な気持ちになって終わりだともったいない!
この経験から得られるものはなんだろう?
そして考察を重ねた結果、上司に対する考え方が大きく変わり、気持ちがとっても楽になりました。
この記事は、おなじように上司の理不尽さに悩む方々に向けて書いた記事です。
会社の評価が不公平
自分が正当に評価されていないと感じる

上司に取り入るのが上手い人というのはどこにでも存在します。
過去にわたしの周りにも上司からの評価をあげるために
わたしはこんなに辛い。
わたしだけが頑張っている。
他の人は全然仕事してない。
というアピールをすごくする人がいました。
その人の仕事っぷりを知っている人からすれば、
…1番仕事をしていないのはキミでは?
という話になるのですが、上司はその人の話を本気で信じていたので、すごーくすごーく厄介でした; ;
人はみな、自分だけの色眼鏡をかけて世の中を見ている

なぜその人の話を信じてしまったのか。
それは単純に上司がその人のことを可愛がっていたから。
可愛がっていたので、色眼鏡をかけて見てしまい、真実が見えにくくなっていたのです。
その人の言うことをなんでもかんでも鵜呑みにしてしまい、
周りの奴らはなにもしていないと聞いてる!いい加減にしろ!
1人だけが頑張っていてかわいそうだ!
と、事実確認もせず怒ってくるのです…。
そんなことはないと思うんですが…。
じゃああいつが嘘をついていると言いたいのか!
そんなはずはないだろう!
という感じで話にならず。
この時、人は本当にその人が見たいように現実を作り上げていくのだなぁと思いました。
「上司に腹が立つ!」

実際、こんなに話の通じない上司だと相当つらいですよね(なかなか私の上司ほどヤバイ人はいないと思うのですが…笑)。
同僚で集まるとみんな口々に
上司に腹が立つ!
と言っています。たしかにまったく話も聞いてもらえないとなると腹が立ちますよね〜。
何度かこのような事があったあと、
ただ腹を立てて文句を言っているだけじゃ何の意味もないし、進歩もない!
ここから学べることはなんだろう?
という風に考えるようにしました。
なぜ上司に腹が立つのかについて考察してみたら、
ということに気付きました。
人に期待しない
上司は公平には判断してくれない

『上司が公平に評価を下す生き物』だと勝手に決めつけたのはわたしです。
そしてその役割を演じないからと怒っているのもわたし。
たしかに上司の役割としては『人を公平に評価・判断すべき』だと思います。
ですが、それが実際にできるかどうかは別の話。
与えられた役割をミスなく、完璧にこなせる人などこの世に存在するでしょうか?
ロボット以外では無理でしょう。
人間である限り、誰から見ても落ち度なく『完璧』にその役割をこなすことは不可能です。
なのに上司にだけそれ(完璧に公平に評価するという役割)を求めるというのはおかしな話です。
上司も同じ人間

上司も私たちと同じ不完全な人間です。
ミスひとつなく、完璧に何か物事をこなすなんて出来ません。
上司もわたしたちと同じ不完全な人間なんだ
と再認識しましょう。
そして自分たちも同じ人間だということを考えると、自分も知らないところでミスをしているかも、だれかに嫌な思いをさせているかも知れません。
自分たちはそんなことしていない、と思うかもしれませんが、上司だって自分のしていることに気づいていないように、自分たちだって気づいていないだけかも知れないのです。
なので、何かイラっとすることがあった時には、すぐさま相手に怒りをぶつけるのではなく、まずは『もしかしたらお互い様なのかも知れない』と思い、心を落ち着けるようにしましょう。
上司に対する期待

上司は公平には判断できない。なぜなら上司も人間だから。
それが分かると上司への期待度がぐんっと下がります。
上司に、自分が勝手に想像した上司の役割を完璧にこなしてもらうことを期待してはいけません。
これまで自分が勝手に上司に対して持っていた期待はなんでしょうか?
- 公平な評価
- リーダーシップ
- 円滑なコミュニケーション
- 部下への細かなケア
- 誠実な対応
- 行動と言動の一致
- 矛盾のない指示
- 自分の家族に対しても気遣うこと
- 定時に帰りやすい職場の雰囲気作り
etc.
これらは自分の中で勝手に作り上げた上司の理想像。
この役割を上司がこなしてくれないからと言って勝手に怒ってはいけません。
期待をやめる

そもそも人は、上司に関してだけでなく、他の人に対しても同じように勝手に期待して勝手に怒ります。
各々が好きなように自分の中で『その人の役割の像』を作り上げ、役割をまっとうするよう期待し、「全然やってくれない!」と怒ります。
お父さんなのに全然子供と遊んであげない!
子どもなのだから年老いた親の世話をするのは当たり前だ。
これまでお前の面倒を見てきただろう!
これらはすべて「期待」が原因です。
これらは自分の中で勝手に作り上げられた「当たり前」です。
それをして当然だと「期待」しているのです。
自分に置き換えるとこれがどれだけ辛いことかというのがわかります。
ごはんは毎日おかずは6品は用意するのは当然だろう!
実家では毎日そうだった!
と思われていたら嫌ですよね。
しかも勝手に「当たり前」と思い込んでいるだけなのに、当然のように怒ってくる。
内容は違えど、上司に対しても同じように勝手に期待して、勝手に怒っているだけと思えば、
期待するってよくないな。やめよう。
とわずかながらでも思えるのではないでしょうか。
あなたの本当の上司はだれですか?
神様を上司だと思うようにする

でもそんなこと言っても上司には公平に評価してほしい!
自分の職場での評価は自分のお給料に直結するし…。
人生の大部分は仕事が占めているし…。
その気持ちとっても分かります。私も前までまったく同じ気持ちでいました。
以前、悪い噂(私が組織に悪影響を及ぼしているといった感じの噂)を流されていたので上司にだけは本当のことをわかってほしいと、腹を割って話し合いをしようとしましたがそれも失敗^^;
そのときに気づいたのが
この人も同じ人間だし、すべての物事を色眼鏡かけることなくフラットに見るというのはどうしても無理だよなぁ〜
でもこの世の中は因果応報、原因と結果の法則で成り立ってるし、ぜったいに公平なんだった!すっかり忘れてた!
それなら上司からの評価を気にすることなく、自分の上司は神様だと思って毎日を過ごすようにしよう!
目先の評価なんて気にしていてはだめだ!
ということです。
この世は因果応報で成り立っているので、自分がやったことはすべて自分に帰ってきます(今世で精算しきれない場合は来世に持ち越すことも)。
必ず公平に判断される

昔からよく言いますよね。
お天道様が見ているよ!
お天道様が見ている
人間の悪事に対して、ほかの人間が誰も見ていなくても太陽はきちんと見ているのだから、どんな時でも悪事ははたらかぬべきだと説く語。お天道様がそのまま太陽を意味することもあれば、神や仏といったものの象徴として扱われることもある。
「お天道様が見てる(おてんとうさまがみてる・おてんとさまがみてる)」の意味や使い方 Weblio辞書
これは悪事に対してだけ言っていることですが、良いことにも同じことが言えます。
良いことをしても、悪いことをしても、どんなときでも神様は見ています。
良いことをしたら良いことが、悪いことをしたら悪いことが自分に必ず返ってくるのです。
因果応報

仕事という枠組みの中で考えれば、「上司からの評価だけがすべて」と考えてしまいがちですが、人生という広い枠組みの中で考えるようにすれば気持ちが全然変わってきます。
人生は必ず公平です。因果応報の法則で成り立っているからです。
因果応報
人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。
前世あるいは過去の善悪の行為が因となり、その報いとして現在に善悪の結果がもたらされること。
因果応報(いんがおうほう)の意味・使い方 – 四字熟語一覧 – goo辞書
いっときは卑怯なことをしている人が得をしているように見える時期もありますが、そのようなことは必ず長続きしません。
悪事はいつか必ずバレます。あなたが、
あの人ズルしていますよ!
なんて声を大にして言わなくても、なぜか必ずバレるようになっているので心配いりません。
むしろあなたが報告してしまうと、新たな恨みを買ってしまうことになるのでオススメしません。
ひどいことをされたあとには「仕返ししたい」「同じように痛い目にあえばいいのに」と思ってしまいがちですが、それは絶対にやめましょう。
また、目に見えるような転落はなくとも、じつは、その人の心にダメージを負っているということもあります。

自分の評価を上げるために、他の人の良くない噂を流す。
旦那に隠れて不倫をしているが、高給取りの旦那の前ではいい顔をする。
そのようなことをして本人たちは得をしている気分でいますが、はたして本当にそうでしょうか。
本当に心の底から幸せを味わえてるのでしょうか?
おそらく、心の片隅には「バレないかな?大丈夫かな?」という思いがあるはず。
その状態でずーっと何年も過ごすことを考えてください。
心が疲れちゃいますよね。必ず辻褄が合わなくなってきますし、息苦しくなってきます。

なので、卑怯なことをしている人たちの目に見える失態がなくとも、じつは目に見えないところできちんと精算されているのです。
この世は因果応報です。心配いりません。
あなたの本当の上司は神様です。
いついかなるときも公平な評価を下してくれる素晴らしい上司があなたには付いています。
上司が理不尽だと思ったときにはぜひこのことを思い出してください。
上司が理不尽だと思う人へまとめ
上司がもっとちゃんとしていたら…と思いますよね。
そんなときはこの記事を読み直して、
そうだった!上司もおなじ人間。
小さなことは気にしない、気にしない。
と思っていただけると嬉しいです。
- 上司もおなじ人間
- 完璧じゃない
- 勝手に理想の上司像を作り上げない
- 期待しない
- 自分の上司は神様
- 仕事という小さな枠組みで考えない
- 人生という広い枠組みで捉える
- 上司である神様は、24時間いついかなるときも見てくれている
- 評価はぜったいに公平
- この世は因果応報
- 自分のしたことが返ってくる